pyonkoringの日記

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神奈川新聞 4月29日 蘇氏は医師法に引っかからないの?

おはようございます。

私はこのステロイド事件が発覚するまで全然知らなかったのですが蘇氏に甲状腺系の病名を言われた方がとても多くいたことに驚きました。

その方たちに聞くと蘇氏は患者に対して病名を告げ、その病名に対する薬を決め、飲む量や飲み方を細かく指示していました。漢方ではない西洋医学の薬です。漢方相談ではないですよね。

すべての治療に対する相談や診察は蘇氏にしてもらうものであって院長は最後のチェックのみでした。

また説明会の質疑応答でも「蘇氏からはこの薬を飲みなさいと指示され、山口先生は飲まなくていいと言われた。この温度差はなんですか?」という質問がありました。山口先生からまともな返事は出せないうちに弁護士が話を切って終わりましたが。。。

 

ずっとUPしようと思ってしていなかった神奈川新聞の4月29日の記事です。 

ステロイド問題 患者「中国籍の女性、医者だと思ってた」

http://www.kanaloco.jp/article/70531/cms_id/78116

 山口医院によるステロイド入り塗り薬の処方問題に絡み、「漢方相談役」として同院に勤務していた中国籍の女性(52)が、医療行為に当たる事実上の診察や処方をしていた疑いがあることが28日、複数の患者の証言で分かった。女性は、医師以外の医療行為を禁じる医師法に抵触する可能性がある。

 

 4日の山口院長(69)による患者向けの説明によると、女性は中国の伝統医学である「中医」の資格を取得したと説明。だが、横浜市医療安全課によると、日本の医師免許は確認されていない。

 

 逗子市に住む男性(17)は2011年6月、のどの違和感で同院を受診。男性の母親(46)によると、男性は女性の指示で看護師に採血され、血液検査の結果から慢性甲状腺炎(橋本病)と告げられた。

 

 男性は、甲状腺ホルモンを補充する飲み薬を服用するよう女性に説明され、院長名義で処方された。男性は13年9月まで通院し、女性に「サイログロブリン(糖タンパク質)が基準値を上回っている」と指摘され、同じ薬を処方され続けたという。母親によると、その際、山口院長は同席していなかった。

 

 ステロイドの含有が表面化した後のことし4月9日、母親は女性の行為が適正だったか同院に尋ねると、当時の検査結果を調べた山口院長から「(甲状腺の処方薬は)飲まなくてもよかった」と返答されたという。

(↑院長自身飲まなくていいと判断しているにもかかわらず蘇氏の指示した薬を院長名義で処方していたのはおかしいのでは)

 

 横浜市磯子区の男性(26)も06年4月と07年1月、女性の指示で看護師に採血され、血液検査を受けた。11年8月には、他院で処方された風邪薬の服用を女性に止められた、と男性の母親(53)は証言する。

 

 複数の患者によると、山口院長は女性の対応前後に「調子はどうだい」「良くなってきたかい」と患者に尋ねる程度だったという。

 

 逗子市の女性(46)は「(女性は自身を)『中国の医者だ』と強調していた。白衣を着て1人で患者を問診したり、視診したりしていた」と証言。横浜市中区の男性(33)は「(女性は)紛れもない医者だと思っていた」と話し、「女性は医師でなく漢方相談役」と主張する同院側の説明に困惑している。

 

 厚生労働省の担当者は「医師を全く介さずに独断で採血を指示し、診断していたことが事実ならば、(女性の行為が)医師法に違反している可能性は高い」と指摘する。(→事実です。血液検査することになると蘇氏が看護婦を呼んで指示し看護婦が採血します。院長はその間、別の自分の部屋にいます。)

 

 都筑区山口医院被害弁護団も、複数の患者からの相談で女性によるこうした行為を把握。血液検査後に女性に甲状腺機能低下症と診断され、同院から飲み薬を処方されたが、診断結果を他院で否定された例もあったという。

 

 医師法は、医師自ら診察しないで治療したり、処方箋を交付したりする行為を禁じている。